日本を離れて長くなると、母国語に聞きなれない単語が出現?して来るものです。
また、もうそんな言い方はしないよ、と指摘されることもあります。
いつだったか日本に一時帰国をした時、『カリスマ』という言葉が氾濫していて「カリスマ美容師」「カリスマ主婦」なるものも存在していました。今でもカリスマ何とか、というのかどうかはちょっと不安なのですが、もしそうならこの東條氏はまさしくそのカリスマシェフだと言えるでしょう。
私がカナダに来て間もない頃、私が日本人だとわかるとカナディアンの知り合いは皆、口を揃えて、"トウジョウ"に行った?と聞くのでした。
バンクーバーで一番のジャパニーズレストランなのだと。高いけど最高においしい、でも高い?!そして口々に是非(必ず!)行くようにというのです。
でも「おいしい」と「高い」を天秤にかけて「高い」の方にフォーカスしてしまった私はお財布と相談の結果、おいしいおすしは食べたいものの、とても長い間、そのレストラン「Tojo's」の暖簾をくぐることはありませんでした。
いつか、そのうち余裕が出来たら・・・、と。
でもそこはカナダ。どんなに飲んで食べても一人1万円まで行くわけではないのです。
そして初めて行った、カナディアン一押しのジャパニーズレストラン「Tojo's」とは・・・・
地上階でもなく、知る人ぞ知る、といった隠れ家的なロケーション。
店内も決して広いわけではなく、派手で凝ったインテリア、というわけでもありませんでした。
目に止まったのは、そんな狭い店の壁に所狭し、と飾られたハリウッドスターのサインの数々でした。
バンクーバーの別称は「ハリウッドノース」。
ハリウッド映画のロケ地として非常に人気が高く、ダウンタウンなら道を歩いていて撮影現場に出くわすなんてことも珍しくない街だということを知る日本人は少ないとは思いますが、撮影でバンクーバーを訪れたセレブが立ち寄る店、がこの「Tojo's」。
モーガン・フリーマンは常連客だとか。ロサンジェルスに行かなくてもここでセレブに会えるかも?というスポットなのです。

創作寿司とでもいうのでしょう。オリジナリティーを感じさせるメニューの数々は日本では味わえないような逸品ばかり。
そしてオーナーシェフ、東條氏のユーモアたっぷりで憎めない人柄や強烈なパーソナリティーがこの店の人気を支えていることも歴然!です。
鹿児島出身。1971年に大きな志を持って渡加。夫唱婦随の奥様、ヨウコさんとおふたりは、日本の食文化を通して民間親善大使しているカップルといってもいいでしょう。


今年、1月8日に店舗を移転して新装開店。


スケールアップしたTojo'sはバーカウンターもあり、円卓や、間仕切りで仕切れるプライベートな空間も用意。
天井はあくまで高く、そして大きな大きなオープンキッチンには週6日(月-金)東條氏が登場し(変換ミスではありません)ます!
写真は14日のグランドオープニングの様子です。取材陣の数がシェフもセレブだ、ということを実証していました。
Tojo's Restaurant
1133 West Broadway
電話番号:604-872-8050(要予約)
ホームページ:www.tojos.com