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2008年2月29日 レポーター: フードコーディネーター 篠原智子
日本では余り馴染みのない、カナダワインを飲んだことはありますか? カナダワインの中でもオカナガンのワインを飲んだことがある方は少ないのでは? 私は今回の旅で初めて、『オカナガン』という地名を知りましたが、実は、オカナガンは優秀なワインの産地として、愛好家の間では、すでによく知られたエリアです。 実際、私自身も、このオカナガンの旅では、クオリティの高いワインと次々と出会うことができました。 とは言っても、何かと比べてという訳ではなく、口に含んだ瞬間、「美味しい?♪」と思わず顔がほころんでしまうくらい、私好みの味のワインに出会えたのです。 顔がほころぶ瞬間が何度訪れたことでしょう。もしかしたら、ほころびっぱなしだったかもしれません(笑)。 ワイン通ではないので、味についての細かい表現は控えて、各ワイナリーのワインを写真でご紹介します。 特に印象に残ったのが、Nk'Mip Cellarsの赤Meritageと白Liesling。なんと併設のホテルのレストランでは、この上質なワインがハウスワインとして提供されていて、驚きました。 それから、数々の賞も受賞しているNk'Mip Cellarsのアイスワインは、絶対おみやげに買って帰りたいものです。このNk'Mip Cellarsは、地元ネイティブの方が経営する今、注目ワイナリーです。 また、JOIEのロゼも軽やかな飲み口で、色も美しく、お勧めです。日本だとロゼは、中途半端でワインとして邪道という扱いに思いますが、バンクーバーなどの有名レストランでは、このJOIEのロゼがお勧めワインとしてよく出てきます。JOIEは特に生産量が少ないので、一般のワインショップで見かけることもないのですが、こうしてソムリエたちに認められています。HeidiとMichaelという食に精通した陽気な二人が作り出すワインだから、食事に合わない訳がないのです。 一方、Elephant Island Orchard Winesのフルーツワインは、食事に合わせるのはもちろん、料理に使う楽しさのあるワインです。家族経営のかわいらしいワイナリーで、手作りのぬくもりが感じられる居心地良い場所です。 実際、私も「Elephant Island Orchard Wines」で購入したブラックカラントのフルーツワインを、Burrowing Owl Winery併設レストランで食べたチキンストロガノフの再現をするのに使ってみました。酸味・香りが効いていて、一味違うアクセントのあるソースができました。 レシピはこちらからご覧ください。 ≪ELEPHANT ISLAND ORCHARD WINES≫ "美味しいワイン"あるところに、美味しい料理あり! 好みのワインに巡りあえたら、腰を落ち着けて食事をしながら楽しみたいものです。 やはり、美味しいワインには、美味しい料理がないと...ですよね。
ワインにこだわると料理にもこだわるのか、料理にこだわるからワインにもこだわるのか、どちらにしても美味しいワインのあるところには、美味しい料理がありました。
まずは、ホテル ≪Naramata Heritage Inn & Spa≫ 100年前に建てられた建物を改装したここは、アンティークでゆったりとした時間が流れています。特にお料理が評判で、遠方からも訪れる方も多いそうです。まさに、"オーベルジュ"と言った雰囲気です。素材を厳選し、その素材の本来の味を活かしながら、とても丁寧に、そして繊細に整えられた一つ一つが絶品です。南オカナガンを訪れる際は、絶対外せないところです。 そして、ワイナリーでの食事。 こだわりのワインを作るワイナリーに併設されたレストランの料理は、やはり美味しい。 ついついワインに手が伸びてしまう、ワインとの相性抜群な料理を楽しみました。 ≪Passa Tempo Sprit Ridge Vineyard Resort & Spa内≫ (Nk'Mip Cellarsに併設) エスニックっぽいひとひねりを加えたり、組み合わせがユニークだったりと、なかなか日本で出会えない新しい味に感動。料理のアイデアがどんどん広がります。 また、ここの"ハウスワイン"、私の"ハウスワイン"の概念が覆される程、美味しかったです。 *左のサラダは、日本で再現してみました! レシピはこちらをどうぞ。 ≪Sonora Room≫ (Burrowing Owl Estate Wineryに併設) *どちらも日本で再現してみました! レシピはこちらをどうぞ。 最後に、レストランでの食事。 今回行ったレストランは、"盛り付け・味・サービス"、どれも素晴らしかったです。 付け合わせひとつとっても丁寧な調理をしていて、食べる人の心をくすぐります。 見た目で楽しませてくれて、食べて更に楽しめる。そんな素敵なお店でした。 ≪Fresco Restaurant & Lounge≫ オカナガンで食事をして一番感動したのは、どのレストランもサービスの質が高いということでした。 ひとつには、どんなに人数が多くても、同席している人の料理が同時に運ばれてくることです。 日本でも高級レストランでは見られる光景ですが、リゾート地のレストランで同様のサービスが受けられるとは思いませんでした。 そして、あくまでもさり気ないサービス。存在感をアピールせず、必要な時に必要なサービスを提供してくれる。お陰で、とても気持ち良く食事をすることができ、楽しいひと時を過ごすことができました。
このオカナガンの旅では、数々のこだわりの品にも出会いました。 それを作っている人たちが、とにかく笑顔で楽しんでいる姿が印象的で、「あ?、こんな素敵な人がこだわって作ったから美味しいのね!」と、心から思うことができました。 そして、皆が口々に「オカナガンが好き!」と言って、自分たちの生活を楽しんでいました。 普段、ワイン2杯が限界だった私が、それ以上飲んでも美味しく飲むことができたのは、そんな人を魅了するオカナガンの空気がそうさせたのでしょう。
旅先で美味しかった物を買って帰り、家で食したらそれ程でもなかったという経験はありませんか? やはり、その環境があってこそ楽しめるものなのでしょうね。 日本ではなかなか入手し難いオカナガンのワイン。人気のあるワイナリーのワインは、カナダBC州内でも入手困難だそうです。 そんなワインを探しに、訪れてみるのも良いのではないでしょうか。 酒屋さんやワインショップなどの陳列棚から好みのワインを選ぶのも良いですが、『好みのワインを探すワイナリー巡りの旅』なんて、粋で楽しいと思いませんか!? 秘密にしておきたいワイナリーやレストランに出会えるかもしれませんよ。
レポーター : フードコーディネーター 篠原智子
東京メトロのフリーペーパー「Metropolitana」の読者レポーターとして、オカナガン、バンクーバーを訪問。 東京都出身、フリーランスのフラワーコーディネーターとして活躍する一方、フードコーディネーターの資格も取得して料理の分野でも精力的に活動。様々なクッキングコンテストで入賞経験多数。 その食に対するあくなき探求心と専門的な知識とを元に、料理やワインなど味覚を中心とした旅をレポートする。
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