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雑誌「旅」の取材こぼれ話から

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2010年1月25日 レポーター: 伊熊泰子 Iguma Yasuko

今回のバンクーバー特集は、編集者とカメラマンがチームを組んで2チームが現地に飛びました。いつものことですが、取材先が決まると、どちらのチームがどこの取材をするか喧々囂々。パリやロンドンなどひとつの街を取り上げるときはまだいいのですが、今回のようにデスティネーションが複数にわたると、取材先争いは熾烈なものになります。バンクーバー特集では、2チームともクイーン・シャーロット諸島の取材をつよく希望して譲らず、けっきょく深夜のジャンケンで決着しました。
私が負けました。
取材を終えてみればそれぞれに魅力的な旅先でしたが、この晩ばかりは悔しくて眠れませんでした。

そんなこんなで決まる取材先なのですが、私はバンクーバー以外の谷、山、島の取材が多くなったため、じっさいにバンクーバーに泊まった日数は多くありません。深夜に到着して早朝に出発、なんて日もあったものですから、誌面で紹介しているような「暮らすように泊まる」優雅なレジデンシャルタイプのホテルには泊まれずじまいでした。とはいえ、短い滞在時間を快適に過ごせるホテルはやはり、ビジネス仕様にしたって重要です。誌面では紹介できなかったけれど、じっさいに泊まってここちよかったホテルを2軒、紹介します。
〔ここで、先にお詫びを。実は、このブログ用にとはりきって写真を撮っていたのですが、ウィスラーのバーで酔っ払ってしまったせいか、カメラを失くしてしまいました。カメラも残念ですが、せっかく撮った写真がすべてなくなったわけですから、悲しい!! 数日間、気落ちしたまま取材をつづけておりました。ですので、今回のブログは、ホテルのご協力を得てお借りした写真で構成されています。これからバンクーバー、ウィスラーへと、オリンピック観戦にいらっしゃる皆様、くれぐれも思い出の詰まったカメラはお忘れなく。〕

●ウェッジウッド・ホテル&スパ
ウェッジウッド・ホテル&スパとは、イギリスの老舗陶磁器メーカーと同じ名前ですが、関係ありません。ただし雰囲気はとっても英国調。
ホテルの入り口。スタッフのユニフォームもどこか英国調エントランス (上左より)ホテルの入口。スタッフのユニフォームもどこか英国調。お部屋の木製のアンティークな調度品に注目。(下)エントランス。ゴージャスなシャンデリアがあります。

お部屋には小さなバーカウンターが付いていました。アンティーク調の家具もいいかんじです。そして、バスタブはお部屋の角に付いてました! すべての部屋のバスタブがこうなっているわけではないのですが、このシチュエーション、なぜかものすごくゴージャスな気分にひたれるのです。
(左)部屋の奥に三角形のバーが。(右)簡単なバーも

(左)部屋の隅に三角形のバスタブが。ひろびろしたお部屋の中で湯船につかる幸せ。
(右)奥には簡単なバーが。見えますか?

バッカス&バーラウンジそれからこのホテルの1階にある「バッカス・レストラン&ラウンジ」は、昨年のバンクーバー・マガジンが選ぶ「ベスト・バー&ラウンジ」の金賞を受賞(関連記事は、本誌2010年3月号のP026をご覧ください)。私たち取材チームがホテルにたどり着いたのは夜更けだったのですが、このバーでピアノの生演奏を聞きながらお酒をいただいたので、リラックスできました。ここではゴージャスな朝食も食べられます。

バッカスにはふかふかのソファーもこれが金賞の味だ!
(左)「バッカス」にはふかふかのソファも。つい長居してしまいます。(上)これが「金賞」の味だ!


旅人にはあまり関係ありませんが、ここではウェディングもできます。気候のいい時期にはテラスでの宴会もあり。ホテルからお借りした写真には、幸せいっぱいのカップルの姿も。ロマンチックなホテルでいくら幸せだからって、花嫁さん、ちょっと舞い上がりすぎではありませんか? というポーズです。日本人にはとても真似できません。

ウェディングやるならこんなテラスはどう?ウェディングやるなら、こんなテラスはどう?
花嫁さん、くつろぎすぎでは? 花嫁さん、くつろぎすぎでは......?

●リステル・ホテル
もうひとつのホテルは、本誌で伊藤みきさんが1階のレストランを紹介している(P078)リステル・ホテルです。猪苗代にも系列ホテルがあって、日本との縁があり、日本人スタッフの数も多い。そしてこのホテルでは、ロビーや廊下、お部屋などいたるところでアートが見られます。地元アーティストの作品は、先住民族の工芸的な意匠からモダンなものまでさまざま。設置される作品はときどき変わるそうです。ホテルをあわただしく出入りしながらも、「あ、おもしろい写真」なんて、しっかりアート鑑賞してしまいました。
ダウンタウンの便利な場所にあるのに、価格がリーズナブル。エントランスとレストランは通りに面していますが、客室は奥のほうにあるので、町の喧騒が気になりません。お勧めです。
blog_20100125_09.jpg


(左)エントランスロビーにある暖炉。このあたりにも随時、いろんなアートがお出ましに。(上)リステル・ホテルのスイート。先住民族調のグラフィックな作品は、意外とモダンな家具に合います。(下)エントランスロビー。いろんなアートが飾ってあります。


***イベント開催!***
1月31日(日)14:00-15:00 アップルストア銀座3FのTheatreにて、入場無料のトーク&スライドショーを開催します。誌面に載せきれなかった現地情報や取材・撮影の裏話を語るトークショーです。ぜひご来場ください。詳しくは、こちらをチェック!

「旅」2010年3月号 『今度はバンクーバーに行こう』

レポーター : 伊熊泰子 Iguma Yasuko

新潮社の旅雑誌「旅」副編集長。このごろ写真にハマりつつあり、お金と時間がいくらあっても足りない。

「旅」ウェブサイト: http://www.shinchosha.co.jp/tabi/

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